両棲類

テーブルの上に、様々な形の空のアルコール飲料用グラスが、スポンジの中にはめ込まれて置いてある。スポンジには白ワインが吸収させてある。

河童や蛙などの両棲類は水中の世界と地上世界の中間に位置している。彼らは昔話や童話の中で、支配的で曖昧な役を負っている。ここでのスポンジやバスマットもまた、人を惹き付けると同時に嫌悪感を呼び起こすのである。

重なった椅子

椅子が重ねられたことを想起させながら、木板が三角柱を構築している立体作品。

Border-Chair

ドアと同じスケールの家具で、表面に開口部があり、ドアが閉まっている時にはその開口部に人が座ることができる。肘掛けイスがドアにはめ込まれており、人がそこに腰をかけると、双方の間、敷居の上に位置することになる。

Sur la limite

ギャラリースペースの入り口に、ギャラリーオーナーのシルエットの型どられた抜け口が施され、立体作品となっている。

敷居の上で I・II

2種類のサイズのイスが、ドアに施された長方形の開口部にそれぞれ設置され、鑑賞者はそこに座ることができる。

無題

サイズの違う9個のセラミックの器が重ねられ、固定されている。すべてのボウルの上辺が同じ高さになりひとつの表面となっている。

蝶番

実物等寸大の蝶番がポルセレン(磁器用セラミック)で作られている。セラミックの素材自体が、敷居、境界線の, もろさやはかなさを喚起する。

Poignée I

閉ざされた展覧会の空間の壁-陳列のための壁面でありアートの領域-の中心にドアのノブが設置されたことによって、新たな出口が備え付けられたことが想起される。ノブの回転の動きによって、開口が喚起される。

Gravité

展示する場所の建築要素を使って言葉をはめ込むインスタレーションのシリーズ。
GRAVITE のアルファベットの文字が展示会場の建築に埋め込まれたように、壁に設置されている。