ショーウィンドーのスペースは通行人から見られるためにある内部であり、外部から“管理”される空間である。この“中間”のスペースに、 “インテリア ‐ 柱”が設置される。この柱の断面は柱が位置する街のかたちをしている。メッツの街はショーウィンドーの中に閉じ込められ、街を匿っている建築物の中に観客は入ることができない。包含関係、街-建築-住人の関係は逆転される。メッツの街は、ここで現代美術センター FAUX MOUVEMENT の建築を支える。
インテリア-柱-Metz
2005Metz、現代美術センター Faux Mouvement
発泡スチロール、塗料、50 x 60 x 350 cm