コンフィドン

 2008

木材、塗料、220 x 140 x 65 cm

この作品は、1つの壁がS字に変形したことを想起させると同時に、Sの形をした肘掛け椅子で、二名が座りながら対面して喋ることができる家具である「コンフィドン」にも見える。
しかし、この2つのオブジェの対照ははお互いの意味を解消し合っている。つまり、壁が空間を区切る直線でなくS曲線になった時、壁の高さが原因で二人の人が座りながら話をすることは不可能である。「コンフィドン」は、不動産と動産(建築と家具)の出会いと言えるだろう。