無題

 1992

Grenoble (France), 美術学校

つがいのカナリアが室内に放されている。部屋の入口には網の張られた第二のドアが取り付けられており、床全体には鳥用の砂が、窓の外側にはカーテンが設置されている。空の鳥かごが部屋の中心に位置し、かごの外側には餌の入った餌箱が取り付けられている。
これらの要素が境界を形成し、それによって空間が防護されると同時に監禁される。